#18「気分よくいること」以上に、大事なことはない
自分の思考に対してもっと意図的になることは、そんなに難しくありません。
食べるものや、車、洋服に対してこだわりを持つ人は多いですが、意図的に思考するということも、大して違いはありません。ですが、いちばん気分が良くなる側面を探して、意図的に思考を望むほうに向けられるようになると、食べ物や車、洋服を選ぶことよりもはるかに、人生が好転する大きな影響をもたらしてくれます。
これを読んで、その意義と影響力が本当に腑に落ちたら、今後は無意識にネガティブな感情を抱くことはないでしょう。
ネガティブな感情は、もっと生産的で有益な思考に向けるために手助けとなる大事なガイダンスなのですから、つまり、「ネガティブな感情を感じているときは、何が望まないことを引き寄せている」のだと、これからは判断することができます。あなたの感情が教えてくれることへの気づきは、とても大きなことです。なぜなら、これまではネガティブな感情が何を意味するかを知らない状態で、望まないものを引き寄せていたわけですから。 感情がガイダンスであると知った今は、自分で自分の人生経験をコントロールできるようになるのです。
ちょっとでも気分が良くないと感じたら、立ち止まって、自分にこう言い聞かせてください。
「気分よくいること以上に大事なことはないから、気分が良くなることを探そう」
そうすれば、よりよい思考が見つかり、どんどんよいほうへと展開していきます。いい気分になる思考を探す習慣がついてくると、あなたを取り囲む状況も改善します。
絶対的な「引き寄せの法則」は働きますから、気分がいいときは、宇宙が協力してくれるので、扉がどんどん開いていく感覚で、嫌な気分の時は、その協力が得られずに、扉が次々と閉ざされていく感じです。
いつでもネガティブな感情を抱いたときは、望みに抵抗している状態で、その抵抗はあなたにとって悪影響です。あなたの健康も損なうし、人生で受け取れるはずの素晴らしいさまざまなことにとっても痛手となります。
人生を生きるうちに、望むこと、望まないことがわかってきて、波動の「一時保管場所」のようなものができるのです。望むことはあなたの波動が一致し、完全に受け取れるまで、安全に預かってくれているような感じです。ですが、願望が実現していない状態でも、いい気分になる方法を見つけないことには、閉ざされた扉の外で、その望みが待っているのに、開け方もわからずにいるようなものです。あなたが良く考えていることのポジティブな側面を見つけて、意図的に思考を選べるようになってくると、そして普段から重要に思っているテーマでもっと、よりポジティブな方を選べたら、扉が開いて、望むことすべてが楽に、どんどん実現していくでしょう。
新訳 お金と引き寄せの法則 〜豊かさ、健康と幸せを引き寄せる〜 より抜粋