睡眠はエネルギーを再調整する時間

眠っている間は、体を持った人間としての意識が休まっているので、物質世界の引き寄せが止まっています。寝ているときは、インナービーイング（内なる存在）があなたのエネルギーの再調整しますが、身体にとってはリフレッシュと充電の時間なのです。

ベッドに入る時にこう言ってください。「今日はゆっくり休もう。眠っているときはこの身体の引き寄せは一切止まるし、目覚める時には、文字通り物質世界に再び戻ってくることを知っている。」

つまり、朝目覚めるときは、生まれるのと、あまり変わらないのです。

あなたがこの世に生まれたときと、同じようなものです。ですから、目覚めたら目を開けてこう言ってください。「今日は良い気分になれることを探そう。よい気分でいること以上に大事なことはない。波動が上がるような思考を選ぶのか一番大事なこと、なぜなら、その思考が似た思考を引き寄せ、さらに他の似たような思考を引き寄せて、わたしの波動が上がって宇宙のポジティブな側面と共鳴できるようになるから」

あなたの波動は、ちょうど前の晩に寝た時の波動と同じです。なので、寝る前に心配事について考えていると、起きた時に、すぐにその晩の思考や波動から再スタートしてしまい、ネガティブなモードで１日が始まることになります。そうすると、「引き寄せの法則」によって似たような思考がどんどん集まってきてしまいます。

しかし、寝る前に、人生のポジティブな側面を探す努力をしたのなら、寝ている間は物質世界の引き寄せから離れてリフレッシュできているので、目覚めたときに「今日は良い気分になれることを探そう」と、自分の思考も人生もコントロールできる状態で１日をスタートできるのです。

世の中の問題を心配したり、今日やらなくてはならないことを考えるのではなく、ベッドの中でしばし、ポジティブな側面を探してみてください。「このベッド、心地いいな、布団も気持ちいい、身体もいい感じ、枕も心地いいな。空気も新鮮。生きてるって、素晴らしい！」そうすれば、いい気分のポジティブなロープを引っ張り始めたことになります。

「引き寄せの法則」は、巨大な虫眼鏡のように、なんでも拡大させます。

ですから、目覚めたら、身近なところで良い気分になれることを探そうとすれば、「引き寄せの法則」が似たような思考をもっと届けてくれるのので、次から次へとよい気分の思考が集まってきます。つまり、これぞ、素晴らしい目覚めというものです。

ちょっとだけ努力して、よい気分を感じたいと望むことで、あなたの思考をより心地よいシナリオへと導いていけば、思考の癖も変わってくるので、引き寄せポイント(作用点）も変わってきます。そしてその証拠として、すぐにあなたの経験も変わってくるので、思考が改善していることがわかるでしょう。

新訳　お金と引き寄せの法則　〜幸せ、健康と幸せを引き寄せる〜　　より抜粋